岡保まちづくり委員会

福井市岡保地区では、みんなが誇りを持って住める、あたたかいまちづくりを目指しています。




2010年3月18日

田舎のバスって(T-T) 勉強会開催します。

サービスはどんどん便利で安くっていうのが世の中の流れだけれど、それはあくまでインフラが整って競争原理が働いている、マチの話。岡保みたいな田舎じゃ、中心部に比べると便利が悪くて高いサービスっていうのが当たり前だと思ってた。子供の頃から、市内バスが安い均一料金だったのに郊外バスは距離に応じて高かったし、市内バスが200円に値上げされたら、今度は市街地を巡回する形でコミュニティバスが30分毎に100円均一で走ったし。それに比べて岡保線は一日たった5往復。お昼の時間帯だと4時間間隔でしか来ないバスに、300円以上払うんじゃ誰も乗らないよぉ。4人で乗ればタクシーとあんまり変わんない。うちのお袋はそう言ってた。

でも、去年福井県立大学の工藤先生の講義を聞いたら、目玉がひっくり返った。シカゴじゃ、郊外バスのほうが乗車賃が安くて2ドル(だったかな)均一なんだそうだ。市内は短時間の乗車で中心市街地に行けるけど、郊外は長時間乗っていないといけないので、サービスが悪い分料金を低く抑えてるんだと。コストは日本で言う消費税の一部を使って税金から助成しているとのこと。住民意識が高いっていうか、行政があんまり頭使わずに業者のほうばっかり向いてる日本じゃ考えられないね。(と思っていたら日本でも、富山市で「お出かけバス」っていうのができたらしい。65歳以上のお年寄りなら郊外バスでも100円均一で乗れるんだって。財源は調べてないけど、交通弱者に注目した政策として評価できるかも。)

そんな中、福井市が「地域コミュニティバス」っていうのをやるって2月中旬の福井新聞に書いてあったので、早速市役所から資料を取り寄せた。それによると、公共交通が脆弱な地区(岡保はまさにここ)で、地区で話し合って巡回型のコミュニティバスを走らせれば助けてあげるっていう話らしい。既存のバスの邪魔をしちゃいかんとか、一便あたり5人は乗せろとかいう条件をクリアすれば、赤字が出た分のうち最大800万円は助成するっていうことらしい。コンパクトシティで中心市街地を便利にするから、周辺の郊外からは何とかバスで来てね。800万円なら出してあげるっていう話だよねこれ。

でも、一月のまちづくり勉強会で福井市からマスタープランの説明をしてもらったとき、地域コミュニティバスなんて一言もなく、「公共交通網に関してはこれから地区の実情に合わせて地域のみなさんと考えていきたい」って言ってた。だから僕も、薄くなった頭で今の路線バスへの直接助成とか、スクールバスとの併用とか、オンデマンドタクシーの運行とかいろいろ考えていたところ。だから、今度の話を耳にしたときは「ようやくやる気になってくれたのかな」という気持ちがした反面、「でもどうしてコミュニティバス?」っていう気持ちも強かった。


だって、地域で話し合って決めてねっていうのは、いかにも地域の自主性を重んじてるように聞こえるけど今回は「コミュニティバス以外には助成しません」っていうことだから枠は決められちゃってるわけ。しかも話では30分くらいで回れるルートらしいから、田舎とはいえ一周15キロが限界。岡保は南北4キロ、東西2キロあるから一周するだけでも最低12キロかかっちゃう。岡保の中だけぐるぐる回ってても意味がないので、そこから福井駅まで行こうと思うと往復8キロだからもうだめだよね。

個人的には同じ800万円使うなら、新しいバスを用意したりせずに既存の路線バスに助成してもらったほうがいいと思うんだけど。例えば今の岡保線が昼間4時間おきなんて状態を少しだけ改善して3時間おきにすると、朝9時にエキマエに着いて用事済ませてお買い物して11時のバスで帰ればお昼の準備ができる。また12時にエキマエに出て食事して買い物しても、午後2時30分のバスで帰れば、孫が学校から帰ってくる時間にちょうどいい、なんてね。(一番遠い花野谷停留所までだとエキマエから25分かかるから、そんな計算になるでしょ。)そして一往復増発分の助成金として150万円をそちらに使う。あとの650万円は運賃の直接助成。650万円を365日で考えれば一日あたり17800円になる。仮に運賃を200円均一で運行するとすると、現在岡保線の運賃を平均して350円と考えると一人あたり150円の助成となり、さっきの17800円ならこれで一日118人分を助成できることになる。6往復だから一車当たり10人くらい。すごくない?

この方法のいいところは、たくさん乗らない限り行政の負担が少ないという点。逆に、たくさん乗ればそれはエキマエ活性化に繋がっているから、行政も助成しやすくなるだろうしね。そしたら行政も引くに引けなくなるかも知れないけどね。でもどちらにしても、今はほとんど空気を運んでいる状態なのでこの方法はメリットしかないと思うんだけどなー。

ということで、岡保まちづくり委員会主催で、地域交通について勉強する会を開きます。3月19日の夜7時30分から、岡保公民館で福井市交通戦略室から説明と意見交換を行います。参加自由ですので、みんな参加して下さいね。

今度は大東中学校のスクールバスについて考えてみようかなー。(天)



サイト内検索


岡保まちづくり委員会

  • 〒918-8223
  • 福井県福井市河水町10-1
    岡保公民館内
  • TEL:0776-54-2519
  • FAX:0776-54-2519
  • Mail:info@okabo-daisuki.com

最新情報をRSSで配信しています。
RSS